
フェイクスイーツと言えば、マカロンやイチゴショートケーキ。
ふわふわとカラフルで美味しそうな洋菓子をイメージする方が多いと思います。
でも、実は和菓子のフェイクスイーツもあるのです。
練りきりや落雁(らくがん)などをフェイクスイーツとして作ることができます。
練りきりは、白あんに求肥(ぎゅうひ)や山芋などのつなぎの食材を加えて四季の草花などに似せて成形する生菓子です。
(関東では「こなし」と呼ばれることもあるようです)
百貨店の和菓子コーナーでショーウィンドウに飾られた、上品な色合いで季節を感じるお菓子を見られたことありませんか?
あのような、淡い色彩のふんわりしたお菓子を練りきりと言います。
柔らかさと粘りが特徴で、木型に押し付けたり、手やへらで成形して繊細な細工を施します。
また、食紅やクチナシなどの食用色素で色付けする彩り豊かなお菓子です。
柔らかい、粘り、彩り・・・そう、フェイクスイーツで表現するのにピッタリのJapanees sweetsなのです。
練りきりは、型に入れて作る以外に、先の尖ったハサミやヘラで形を作って行きます。
フェイクスイーツで使う粘土も似たような感触なので同じ工程で細工を施すことができます。
フェイクスイーツで洋菓子を作る場合はニスを塗って艶を出すことがありますが、練りきりのような和菓子は、あえて表面をザラザラに仕上げることで和菓子のほっくりした感じを表現します。
和菓子だけ、洋菓子だけを作るのではなく、マカロンのデコレーションに小豆など和菓子の要素を取り入れるのも和洋ミックスされて素敵です。
ケーキやフルーツのフェイクスイーツに飽きたな・・・と思われたら次は是非和菓子にチャレンジしてみましょう。
プリスイーツ協会でも、作品を販売しておりますので是非一度ご覧ください。